地方出身者が東京で美容師をする必要ってあるの?
久しぶりに授業に入り、改めて美容学生の意識を確かめたところ…
「将来、東京で働きたい」
という生徒は初めに授業でアンケートをとった時より激減していました。
理由は分かりませんが、そもそも東京で美容師をするメリットでどこにあるの?
ざっと考えてみました
- 流行の最先端
- 人口が多くチャンスが多い
- 箔がつく
- なんとなくかっこいい
うーん…
デメリットを考えました
- 物価や生活費が高い
- 家族や友人が側にいない
- 帰省にお金や時間がかかる
- 人が冷たそう
やはり経済的な負担が特に多い様に感じます。では美容師が東京で一人暮らしアシスタントからスタイリストになるまでにどのくらいのコストがかかるのか計算してみましょう。
一人暮らしを始めるに当たって、家の諸経費が敷金、礼金、保証金、家具、家電、生活雑貨、これらの費用がおよそ…
100万円
そして家賃、光熱費、生活費
東京23区の平均家賃はワンルームで…
100000円です。
光熱費、生活費はかなり節約して
50000円とします。
それに、毎月の衣装代
20000円
練習に使うウィッグ代、シザー代、講習費用
10000円
人が多いので、友達を作るための交友費
10000円
これが、毎月に必要なおおよそのランニングコストです。
その他に医療費、帰省費、交通費、など変動はしますが、かなり積み重なってきます。
はじめてすぐ
120万円
毎月
20万円
のコストが必要になります。
この生活をスタイリストになるまで、3年間続けたとすると…
120万円+20万円×36ヶ月…
840万円です
もちろんスタイリストになってもこのランニングコストは続きますし、車や不動産購入といった大人になると欲しくなる物は除いた最低限の計算です。
この金額をペイできるほどの収入が得られるもしくは、親に援助してもらえるのであれば問題ないでしょうが、地元で働けばおそらく半分以下のコストで大丈夫でしょう。
そのあたりを良く考えて自分の身の振り方を決めていく事が大切で、理想やイメージだけで判断していくのは怖いという事を知って頂きたいと思います。
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